なんとなく家計簿はつけれるようになってきたけど、このまま続けてればいいんだっけ??
かめ子は素直だから行動が早いね!
今回はもう少し家計簿を発展させた「予実管理」の方法を見てみようか!
「ヨジツカンリ?」
- 家計簿をつけてなんとなくお金の流れは把握できた
- 将来の予測も始めていきたい
- どうしたらもっとお金を貯めることができるのか
「家計簿」をつけ始めて毎月の収支はなんとなくわかってきた、でもお金があんまり貯まらない……
そこでポイントになってくるのが、「使うお金に優先順位をつけそれぞれに予算を立てること」
予算を立てることで、締めるところは締め、逆に使ってもいいところにはお金を計画的に使っていくことができるようになります!
【この記事でわかるようになること】
- 予算と実際の管理(予実管理)の重要性がわかる
- 単年のファイナンシャルプランニング(お金の予測)ができる
- 節約だけでないその先のポイントがわかる(投資という考え方など)
(この記事を読むのにかかる時間はさっと見で7分熟読でおよそ15分ほどです)
予実管理とは
予算と実際を確認すること
「予実管理」とは「予算」を立てて「実績」を把握して「管理」をしていくことです!
言葉はそのままですが、この「予実管理」が家計のやりくりにとても大事になってきます。
会社なんかではよく聞く(うるさいくらい)ワードかもしれませんが、これは個人や家庭でも十分に活用できると思っています。
まずは、「予実管理」のメリットから見ていきましょう!
あいあいさー!
予実管理することのメリット
会社における予実管理は「経営における適切な対策を講じる」という目的に対して効果的な役割を果たすことが多いですが、個人・家庭の場合にはもう少し感情的なところも含めたメリットがあります!
- シンプルに無駄遣いに気が付く
- 目標に向かった努力ができる(モチベーションが上がる)
- 貯金等の実行確率が上がる
- 臨時の出費などの予測をしておくことができる
- ご褒美を事前に設定できるので楽しい
- 使っても良い分がわかっていれば心に余裕ができる
- 律する心を手に入れることができる
- 迅速な家計の見直しが可能
目標があると人は頑張れるものです!
おっ、ご褒美とかも設定できるんですね!!
予算を立ててみよう!
早速ですが、予実管理の肝となる「予算」づくりのポイントを押さえながら、作成の仕方を見ていきましょう!
お願いします!
今回は、イメージを掴むことができるようにデモのシートを貼り付けておりますので、参考にいただければ幸いです。
- 最初はざっくり!余裕を持ちつつ!
- 年間、または半年以上の計画とすること!
- 貯金等の目標があるのであれば先に組み込むこと!
項目を細かく分けすぎない
最初の項目決めはできるだけざっくり分けてしまいましょう!
- 決まっている固定費(家賃、Wi-Fi、電話)
- 水道光熱費
- 食費(朝昼晩、自炊、外食等、合算でも良い)
- 生活費(生活に通常必要なもの)
- 特別のイベント費
- その他など
嫌にならない程度にまずはざっくり作るのがコツです!
予算は厳しくし過ぎないこと
実績を確認していく際、あれもこれも予算オーバーになっているとやる気が削がれます。私はとくに(笑)
そうならないよう、管理を始めた最初の頃は、+1、2割くらい多めの予算設定をしておくと良いかもしれませんね!
1万円なら1.1万円とかに。
また、余れば次以降の月とかに移行ができる「予備費」なんかも設けておくと面白いかもしれないですね!
余った方がいいってことですね!?
最初はうまくいかないと、かめ子も楽しくないでしょ!笑
年間、または半年以上の計画とすること
予算を組む時は、ある程度の期間(少なくとも半年分、できれば年間)で立ててみましょう!
初年度は、分からないこともあるかもしれませんが、1年を通して予実管理を行なってみると、特別な収入や、特別な支出があることに気が付きます。(もちろん、過去に家計簿をつけている方は、初年度からそのあたりも加味して予算を立てれるとは思いますが)
- ボーナスの時期や金額
- 夏休みや年末休みのイベント
- 旅行の計画
- 家族やパートナーの誕生日や記念日 などなど
楽しいイベントについても先に予算を組み込んでいきましょう!
たくさん楽しいイベントを入れて予算を組んだら、赤字になっちゃいそうだよ…?
やりたいことがあるのはとっても良いことだね!
ただ、「予算が足りないよー」という人は、その分、通常の月の予算から削って調整するなどの、努力が必要になるかもしれないね!
なるほどー、わかりました……
ちょっと調整をしてみます!!
こんな風に「努力をしなくてはいけないんだ」と思うようになることがかなり大きなメリットだと私は考えています。
このように予算を設定できるのは、一度家計簿をつけて自分の現状を把握できているからです。
家計簿の付け方が不安な方は合わせてこちらの記事も合わせてご覧いただければ幸いです。
目標貯金額は先に予算に入れること
最後は、貯金や投資に回す金額についてです。
- 予算を組んで余った金額を貯金とする
- 目標の貯金額から逆算して、先に予算へ組み込む
長期の目標がある方は、そこから逆算した貯金額を先に予算に組み込みましょう。
その残りから、家計をやりくりできるように予算を組んでいきましょう!
「余ったら貯金」という人はいつまで経っても目標金額まで貯めることはできません!!
実際との確認を忘れずに!
予算を立てること以上に、実際との検証と、次の対策を練ることが、予実管理のでは大事になってきます。
予算を組んで満足で終わらないようにしましょう!
- なるべくリアルタイムで確認を行うこと!
- 予算は都度見直して構わない!
- 実際との検証から、課題の洗い出しを行うこと!
なるべくリアルタイムで行いましょう
実際との確認が遅れて、「気がついたら大赤字だった」なんてこともあるかもしれません。
そもそも、しっかりと立てた計画を簡単にオーバーしていたらあまり意味がありませんが、
- 予算をクリアできていることの達成感
- 翌月以降の予算の余裕の確認
そんなようなことをできるだけでも、多少は余裕ができて生きやすくなるのではないでしょうか?
できれば前月の分は、翌月中には振り返り、その月もしくは翌月から対策を練ることができるようなスケジュールがいいです。
ラジャー!!
予算の見直しは都度行なってOK
「予実管理」をより効果的にしていくためには、管理をこまめに行い改善策を考えて、都度、修正を加えていくことが大事になってきます!
- 前月は、外食に使い過ぎてしまったから、今月は家にあるものでうまくやる月間にしてみよう!
- 今月は生活費の節約ができていたから、来月の美容費を少しプラスしてあげよう!
- 旅行の予定は決まっているのだから、早割を使えるように早めに行動してみよう! などなど
予算も後から変えてしまっても良いんですか?
会社なんかだと、コロコロ予算の見直しが行われると、「ちゃんとやっているのか!」と関係者からの印象は良くありませんが、家計は違います。
関係者は、自分かせいぜいパートナーくらい、他人からとやかく言われることはないので、気がついた時には修正をしてしまいましょう!
家計を見直す機会は多ければ多い方がいいと思います!
ただ、当初立てた計画は、違うファイルなどにコピーをして保存しておきましょう。
年間を見返して、当初の予算と変更をしたところ、その要因は?などを考えるきっかけとなり、また翌年の計画設計の時に活きるかもしれません。
課題の洗い出しを行いましょう
予算と実際の検証を行った際には、次の課題についても考えるようにしましょう。
「あーあ、予算オーバーしちゃったな」
「おっ、予算より少なかったからOK」
だけではそれ以上の成長はありません!
- なぜ、予算をオーバーしてしまったのか?
- 予定してなかった臨時的な支出が出てしまったのか?
- 防ぐ方法、もしくは予測しておくことはできなかったのか?
- 見込みがシンプルに甘かっただけなのか?
- 目標貯金額をもう少し増やすことができたのか?
原因がわかれば、次の対策を立てられます。
収入を増やして、その分予算を増やすことができるのであればいいのですが、無駄使いの癖などに気づいて、意識して行動するようになるだけでも違います!
ただし、厳しくなり過ぎてしまって、生活が息ぐるいいものにならないようにだけ注意しましょう
その辺は任せてください!
「他人に優しく、自分にもっと優しく」ですね!
ご褒美バンザイ!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
予実管理が大体あってくると、年間のお金の使い方が安定してきます。
いくらくらい使える余裕があるのかを把握しているだけでも、かなり楽になるのではないでしょうか?
少しでも皆様の生活がより良いものになることを願っております【長閑なくらしFP事務所】
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